私は高校の教員ですが、いつもレザーマンツールを愛用しています。
レザーマンツールは私の生活には欠かせないものになって居ります。
欲をいえば、スーパーツールのような替刃ワイヤーカッターが他の機種にも搭載されるとうれしいです。
後、「キック」の様な昔の「PST」を彷彿させるモデルがあるのはうれしいですが、いまいち質感にかけます。
少し重くなっても良いので、オール金属になりませんでしょうか。現代版「PST」ですね。
何があっても必ず身につけてゆくもの。
ホイッスルとレザーマンPST。
プライヤーのワイヤカッターがワイヤ切断中に「噛んで」しまった場合、そのプライヤ部を開くより先にハンドルが外側に開いてしまうことが多々あります。
その後、ハンドルがぶらぶらになったりしますので、ハンドル固定トルクを現場で調整できるとうれしいです。
WAVEの様な、いじり止めトルクスナットでなく、六角ナットやへクスナットだとありがたいです。
週末、休日はボーイスカウトの指導者をやっており、活動時は必ず「PST」を持って出かけます。
初めて 「PST」 を入手してから、十余年。
趣味の釣り、アウトドア、自転車とレザーマンツールを活用してきましたが、今日は私がボーイスカウト活動で使っているツール達について書かせて頂きます。
今日は鳥の巣箱を木に取り付けます。
木箱への穴開けと紐通しはPSTで。
私の所属している団のボーイスカウト達(小5〜中3)には特に決まった制式ナイフがなく、「缶切りは必要だよね」という単純な理由でスイスアーミーのものを持つことが習慣になっています。
指導者も特別にナイフへの興味がない場合、それになります。
しかし、スイスアーミーナイフは軽作業向きであり、ブレードにあまり期待ができません。
ポイント(ナイフの先端)が欠けることも多々ありました。
そこで、ちょっと気の利いた人だと、「スイスアーミーは缶切りの延長として持ち、主な作業は単機能なもの」と考え始め、単機能のナイフとペアで2つ腰につけるようになります。
私も長年の経験からそうしてきましたが、「PST」 を使い始めてから、これ1つで済ますことが増えてきました。
しかし、1週間にわたるような遠征キャンプでは、私も1刀ナイフと「PST」、2つ持ってしまいます。
スカウト活動はスカウト達よりも、指導者の方がへヴィに働くものです(もしかして人使い荒いのウチの団だけ?)。
先発し、荒れ地を開墾しておき、後から来るスカウトを迎え入れる等します。
だから通常外の使用もしますので、 高品質のレザーマンといえど、やはりブレードが欠けたりポイント折れが多発します。( 出荷時のレザーマンのブレードはやや、鋭角過ぎる傾向があるのでは?、だから欠けやすいと。使い込んだあたりで研ぎなおして、やや鈍角のエッジにすることで解決しています。)
ロープワークはかかせません。
これはループにテンションをかけて引き締めている所です。
実はレザーマンを一番使うのが「固く引き締まったロープをほどく」という作業。
マリーンスパイクも良いですが、プライヤーが一番です。
話がそれましたが、 活動中にプライヤーは必須な物で、 レザーマンを持つ以前はプライヤーを常にザックに入れていました。
スカウトは 「その場にあるものでなんとかする」というのを年頭に置いていますので、野営中に何かが必要なら 「造り、直し、行動」 します。
針金で剥がれた靴底を縫うこともありますので、プライヤーは必需品です。
「PST」を初めて手に入れた時、「これで重いプライヤーとあまり頼りにならないスイスアーミーを置いていけるな」と思った事を覚えています。
「PST」の他にも新旧「WAVE」も使いました。
これには命を救われた(大袈裟か?)こともあります。
ある日ボートでて釣りをしていた際、アンカーのロープがボートのエレクトリックモータースクリューに絡んでしまい、身動きが取れなくなってしまったことがありました。
急ぐわけでもなしと悠長にロープをほどいていたのですが、運悪く、観光船の航路に入ってしまっておりそれが目前に迫っていました。
非常用のオールを漕ぎ脱出したくとも、アンカーが下りており、そのアンカーロープは長く、たぐるのに時間がかかります。
ロープを必死に手繰るも大型観光船は汽笛を鳴らしながら迫ってくる!
なんだかんだでPSTばかりたまってしまいました。
右端は釣りに持ってゆく「WAVE」
その時、デッキに転がしておいた 「WAVE」に目が止まりました。
その波刃でアンカーロープを一撃!無事に脱出できました。
その事もあって釣りには波刃のついた 「WAVE」を持って行きますが、スカウトでは已然「PST」のままです。
握ると痛いと言われますが、革手袋とセットで持って行きますので、デメリットとは言えません。
それよりも軽さ優先です。
本当は「WAVE」を持って行きたい所ですが、重さと手入れのしにくさ(精密な部分が多いので、野で使うと後が大変)がシンプルな「PST」を選ばせる理由です。
実は「PST」、落としたり、もらったり、人にあげたりと現在使っているもので4本目になります。
レザーマンツールはまさにスカウトの標語である「そなえよつねに」を地で行く製品だと思っております。
細かい所をあげれば欠点もありますが、結局は「好き」なんですよ、レザーマンツールが。
これからも使いつづけて行きたいと思って居ります。